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屋根材 ガルバリウム鋼板のリフォーム費用・耐用年数を解説


ガルバリウム鋼板は近年とても人気が高まっている屋根材の一つです。

葺き替え工事などで採用されることも多く、屋根にあまり詳しくないという方でも、「ガルバ」や「金属屋根」といった名前は聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。

ガルバリウム鋼板は耐久性が高く、軽量で優秀な屋根材といわれており、頻繁なメンテナンスの手間を解消してくれる屋根材として期待されています。

しかしながら、ガルバリウム鋼板とは言え、メンテナンスが一切必要ないということではありません。

「メンテナンスフリー」や耐久性の高さを過度に期待させて施工を行わせるような悪徳な業者もいるのは事実ですので、十分に注意が必要です。

今回は、ガルバリウム鋼板のメリット・デメリットや、必要なメンテナンスについて解説します。

ガルバリウム鋼板って?

1-1 ガルバリウム鋼板とは

ガルバリウム鋼板とは、亜鉛に、アルミニウムやシリコンを加えて耐久性を高めた合金のメッキ鋼板です。葺き替え工事では非常に人気のある屋根材で、多くの住宅で使用されています。

ガルバリウム鋼板の普及以前には、金属屋根と言えばトタン屋根が多く使用されていましたが、錆安く頻繁にメンテナンスが必要などのデメリットがあり、ガルバリウム鋼板が普及したことで現在ではトタン屋根は新規ではほとんど使用されなくなりました。

ガルバリウム鋼板屋根は、金属屋根以外で主流の瓦屋根やスレート屋根などを比べても、軽量で耐震性に優れていることや、コストが高すぎないことなどメリットが多くあります。

1-2 ガルバリウム鋼板のメリットまとめ

ガルバリウム鋼板はどうしてそれほど人気なのか、疑問に思う方もいるでしょう。

他の屋根材と比較したときのメリットとしては以下のようなものがあります。


●耐久性が高い

先ほども書いた通り、ガルバリウム鋼板はトタン屋根に比べて錆びにくく、耐久性が非常に高いという特徴があります。

耐用年数は使用環境にもよりますが、トタン屋根が10~20年程度なのに対し、ガルバリウム鋼板は概ね20~30年程度と言われています。さらに、錆びにくい分、塗装や補修などのメンテナンスの頻度も低く済むのが特徴です。

他に現在日本で主流であるスレート屋根と比較すると、ひび割れなどが起こりにくく、メンテナンスの手間が少ないと言われています。


●軽量で耐震性に優れている

金属屋根の大きなメリットとして軽いことがあげられます。スレート屋根はセメントを原料にしているため金属屋根に比べて3~4倍程度の重く、瓦屋根に関しては10倍以上の重さになることもあります。

ガルバリウム鋼板は主要な3つの屋根材の中では最も軽く、地震の多い日本では建物全体の耐震性を高める意味で注目されています。


●機能性とコストのバランスが良い

金属屋根にはトタン、ガルバリウム鋼板の他に、アルミ、銅、ステンレスなどの種類がありますが、費用がかなり高額になるため一般住宅ではほとんど使用されていません。

瓦屋根は耐久性には非常に優れていますが、こちらも施工費用が比較的高く、さらに重量の軽い「軽量瓦」などを使った場合よりコストがかかるというデメリットがあります。

スレート屋根は、施工費用は安いもののメンテナンスに手間がかかるというデメリットがあります。

ガルバリウム鋼板はスレート屋根に比べるとやや高いですが、その分、耐久性や耐震性などの機能面でメリットが多く、コストパフォーマンスに優れた屋根材と言えます。


●加工がしやすい

ガルバリウム鋼板は折り曲げなどが比較的簡単にできるため、複雑な形の屋根にも対応できるというメリットがあります。

施工の技術は必要ですが、徐々に普及も増えているガルバリウム鋼板は業者の経験値もそれ程低いわけではないので、しっかりと良い業者を探せば問題ないでしょう。


1-3 ガルバリウム鋼板のデメリット

メリットが注目されがちなガルバリウム鋼板ですが、デメリットもないわけではありません。

●耐熱性や遮音性が劣る場合がある

基本的には金属屋根なので、瓦などに比べると耐熱性や遮音性に劣るというデメリットがあります。

ただし最近では耐熱材入りの製品などもあり、屋根裏に断熱材や防音材を施工することもできるため、一概にガルバリウム鋼板の屋根は断熱性が劣るということではありません。

通常のものより費用はほんの少し高くなる傾向にありますが、遮熱材入りのものなどを検討してみても良いでしょう。


●結露が起きやすい

ガルバリウム鋼板は、断熱性を高めるために下地との隙間が少なく施工されていることが多く、湿気を溜め込みやすく結露しやすいという特徴があります。


●瓦などに比べると見た目の重厚感が劣る

屋根の見た目としては、シンプルでスタイリッシュな印象ですが、瓦屋根などに比べると重厚感や高級感が劣るため、好みがわかれる部分です。

瓦屋根から葺き替え工事を行う場合などは、家のイメージが大きく変わる場合もあるため注意が必要です。


1-4 施工時の費用

ガルバリウム鋼板の価格は、1㎡あたり5,000円~7,500円程度で、葺き替え工事ではそこに足場代、既存屋根材の撤去代などがかかります。

100㎡程度の屋根であれば、足場代などすべて含めた費用の目安としては90~130万円程度です。カバー工法の場合は、既存の屋根材の上から新しい屋根材を被せるため、撤去代などが合わせて10~30万円程度安くなる傾向にあります。

実際の費用は屋根の形状や下地の状態などによっても左右されるので、現地調査をして確かめてみる必要があります。

費用について、他の屋根材とガルバリウム鋼板を比較すると以下のようになります。

屋根材 単価 葺き替え(100㎡程度の場合) 屋根材の耐用年数
ガルバリウム鋼板 5,000~7,500円/1㎡ 90~130万円 20~30年
スレート屋根 4,000~7,000円/1㎡ 80~120万円 15~30年
瓦屋根(陶器瓦) 5,500~15,000円/1㎡ 110~230万円 40~60年
アスファルトシングル 5,000〜9,000円/1㎡ 90~150万円 15~20年
ステンレス 10,000~14,000円/1㎡ 160~230万円 30~50年

※費用はあくまで目安です。


ガルバリウム鋼板に必要なメンテナンスって?


ガルバリウム鋼板は「メンテナンスの手間がかからない屋根材」として注目されていますが、まったくメンテナンスをしなくていいというわけではないので注意が必要です。

ガルバリウム鋼板の主な劣化症状としては、錆や穴あき、シーリング材(屋根材を屋根材のつなぎ)の劣化、コケ、釘の浮きなどがあります。

どれほどの期間でこういった症状が出てくるかは、家が建てられている立地や塗料の種類、手入れの具合などによっても異なりますので一概には言えません。

耐用年数などを確認しつつ、屋根の状態をしっかりとチェックして症状があればしっかりと対策を行うというのが大切です。

2-1 部分修理

ガルバリウム鋼板の部分修理としては、シーリングの補修や、屋根材の交換があります。

●シーリングの補修

シーリングは、屋根材同士の隙間を埋めているゴム状のものですが、ガルバリウム鋼板本体よりも劣化が早いため、他の部分の状態が問題なくても補修が必要になることがあります。

屋根材自体の状態いいにも関わらず、傷んだシーリングが原因で隙間から水が浸入する可能性もあるため注意が必要です。

●屋根材の交換

外的な要因など、何らかの原因により部分的に傷んでしまった場合には、その部分だけを交換する工事をすることがあります。

2-2 再塗装

ガルバリウム鋼板の表面に塗られている塗料は、時間の経過とともに色褪せてきたり、チョーキングといって触ると手に白い粉がつく現象が起きたりすることがあります。また、錆などが全体に広がってきていたり、表面の塗膜が剥がれたりしているようなケースでは、屋根材がむき出しになって紫外線や雨による影響を受けやすく、劣化を速めてしまうことになります。

塗装の頻度は塗られている塗料の耐久性によって異なりますが、フッ素系の塗料であれば15~20年に1度程度、それ以外のものであれば10~15年に1度程度は行うのが望ましいです。スレート屋根などに比べると、再塗装までの期間がガルバリウム鋼板のほうが長い傾向にありますが、それでも塗装が必要ということは知っておきましょう。

●塗料の種類による違い

ガルバリウム鋼板の塗装に使用する塗料には、フッ素塗料ウレタン塗料シリコン塗料などの種類があります。

ウレタン塗料は、伸縮性や柔軟性があり、シリコンやフッ素に比べると価格が安いのが特徴です。表面に光沢があり美しいともいわれています。シリコン塗料は、費用がやや高くなる分耐用年数が長く、汚れなども付きにくいです。

フッ素系塗料は紫外線や色褪せに強く、他の塗料に比べて耐用年数が長いのが特徴です。しかし、固いためひび割れなどを起こすこともあります。


再塗装の頻度はこれらの塗料の耐用年数によって少し異なります。

塗料の種類と耐用年数の目安としては以下の通りです。

塗料 価格 耐用年数
ウレタン樹脂塗料 1,600~2,100円/1㎡ 7~10年
シリコン樹脂塗料 2,000~3,000円/1㎡ 10~13年
フッ素樹脂塗料 3,500~4,500円/1㎡ 15~20年

※費用は業者によって異なります。


耐用年数は使用する環境によっても異なります。海沿いの地域などでは劣化が早まることもあります。

価格が高くなるにつれて耐久性が高まる傾向にありますので、メンテナンスや葺き替えの時期を合わせて計画した上で選ぶのがいいでしょう。

2-3 葺き替え・カバー工法

施工から30年程度を過ぎると、塗り替えでは対応しきれないようなひどい錆や穴あきといった症状が出てくることもあり、葺き替え工事かカバー工法といって上から新たに屋根を重ねる工事などが必要になります。

葺き替え工事とカバー工法はどちらも、屋根全体に行うことができる工事ですので、劣化が広がってしまった場合などには有効な方法です。

雨漏りが起きている場合など、下地の劣化がみられる場合には、屋根材をすべて取り外して設置しなおす葺き替え工事が必要ですが、それ以外の場合ではカバー工法を採用することもあります。金属屋根は他の屋根材に比べて軽量で、耐震性への影響ができにくいことや、もともと遮音性が低いため屋根材を重ねることで遮音性の向上が期待できます。

2-4 それぞれのメンテナンスにかかる費用や頻度

メンテナンスにはそれぞれ費用が掛かります。

部分修理は簡単なものであれば5万円~10万円程度、足場の設置が必要な大がかりな修理であれば30~50万円程度がかかります。

再塗装は、最も一般的なシリコン塗料で一回30~80万円程度であることが多いです。


部分修理は5~10年後、塗装は10~20年後、葺き替えは30年以上たったころに検討するのがいいといわれていますが、屋根の状況によってはこれより早く工事が必要な状態になっていることや、逆に状態がよく必要ない場合もあります。

施工時のポイントや注意点


3-1 定期的なメンテナンスをしよう

ガルバリウム鋼板自体は耐久性が高い屋根材ですが、強風などの際に飛来物によって傷がついてしまったり、もらい錆びなどで劣化してしまったりすることもあります。

耐久性の高い屋根材とはいえ定期的なメンテナンスはとても重要で、屋根材の不具合を早期に発見して、トラブルを未然に防ぐことに繋がります。

屋根材の状態をチェックしつつ、10年に1度程度はしっかりとメンテナンスを行うのがおすすめです。

3-2 工事費用を抑えるには?

工事の費用を抑えるためには、相見積もりを行うのがおすすめです。

また、補助金などを使用できる場合もあるため、申請には少し手間がかかりますが安全に費用を抑えたいという方は検討してみてもいいでしょう。


●相見積もり

複数の業者に見積もりを依頼する方法で、基本的に工事の際には相見積もりがおすすめです。

費用は業者によって様々で、施工の方法も、業者によって特徴が異なります。1社だけで決めてしまうと価格が適正であるかを判断するのは難しいため、できる限り複数業者に依頼し、対応や見積もりの内容をチェックするようにしましょう。


●補助金

補助金とは国や自治体からの支援金のことですが、屋根の工事は場合によってこの補助金の支給対象になることがあります。

具体的には、耐震性向上の工事などに該当する場合ですが、ガルバリウム鋼板は重量が軽いので、特に瓦屋根などから葺き替えを行った場合などはかなり屋根全体の重さが軽くなることが期待されます。

申請にはいくつか条件があり、手続きもやや手間がかかりますが、一度検討してみても良いでしょう。補助金については以下の記事で詳しくご紹介しています。

3-3 ガルバリウム鋼板以外の金属屋根

金属屋根はガルバリウム鋼板以外にもいくつか種類があります。

ガルバリウム鋼板というのは金属屋根の一種ですが、金属屋根にはほかにもいくつかの種類があります。

トタン屋根に代わってガルバリウム鋼板が使用されるようになり、近年ではすっかり一般家庭に定着している屋根材ですが、ガルバリウム鋼板よりも新しい屋根材でより高い耐久性が期待されているものも最近では出てきています。

エスジーエル鋼板という屋根材は、ガルバリウム鋼板にマグネシウムを混ぜて作られたもので、メーカーでは3倍以上の耐久性があるともいわれています。

また、費用は少し高くなりますが、ジンカリウム鋼板と言って表面に石粒を吹き付けてある金属屋根は、塗装をする必要が基本的はないといわれています。

ガルバリウム鋼板はメリットも多くて優秀な屋根材ですが、他の屋根材についても一度チェックしてみるといいでしょう。

事例で解説!再塗装工事の費用

4-1 ガルバリウム鋼板に塗装工事をする費用

ガルバリウム鋼板は15年に一度程度の塗装工事を行うのがおすすめです。

1回あたりの塗装工事にはどのくらいの費用がかかるのでしょうか?

ここでは事例を紹介しながら解説していきます。

【事例】ガルバリウム鋼板の屋根に塗装工事を検討

建築から15年が経過し、新築時に比べて屋根材のガルバリウム鋼板の色褪せが気になり塗装工事を検討。足場を組むため、外壁塗装工事も同時に行った。

工事内容 数量 単価 価格
屋根塗装
高圧洗浄 90㎡ 300円 27,000円
下地処理 90㎡ 400円 36,000円
下塗り 90㎡ 600円 54,000円
上塗り
(2回分)
90㎡ 2,300円 207,000円
足場 230㎡ 600円 138,000円
外壁塗装
高圧洗浄 160㎡ 300円 48,000円
下地処理 160㎡ 400円 64,000円
下塗り 160㎡ 700円 112,000円
上塗り
(2回分)
160㎡ 2,100円 336,000円
コーキング
(打ち増し)
60㎡ 500円 25,000円
その他
諸経費 工事費用の5% 52,350円

合計:1,099,350円

※他、消費税などかかります。

屋根の塗装が劣化している場合、同時に外壁も経年劣化により色褪せやヒビが生じていることが多いです。

塗装工事には足場代が20万円程かかりますが、外壁、屋根それぞれを別々に工事した場合、足場代も2回分かかることになります。

屋根と外壁を同時に施工することで、この足場代を1回分で済ませることができるため、費用を浮かせることができるのです。

屋根塗装をする際には一度外壁の状態もチェックしてみることをお勧めします。


今回の事例で、屋根と外壁塗装を別々にやった場合の費用としては以下の通りです。

●屋根塗装:533,610円(税込)

●外壁塗装:835,065円(税込)

屋根塗装+外壁塗装の合計:1,368,675円(税込)

3-4 まとめ

ガルバリウム鋼板は適切にメンテナンスを行うことで長持ちさせることができます。屋根が本来の機能を発揮するためにも、定期的に状態を見て手入れをすることが大切です。

また、一般に多く普及しているガルバリウム鋼板ですが、業者の腕が問われる部分もありますので、施工の際にはしっかりと業者を選ぶようにしましょう。

屋根コネクトでも工事業者のご紹介を行っています。業者探しでお困りのことがありましたら、お気軽にお問い合わせください。

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