トタン屋根が劣化していたら要注意?台風で飛ばされないための対策のポイントや修理方法
大型の台風では、植木鉢などの小さなものだけでなく屋根や外壁まで飛ばされてしまうことがあります。
強風にあおられて金属が折れ曲がってしまった、他所から飛ばされてきた看板などが衝突して穴が開いてしまったなど、被害のパターンは様々です。
トタン屋根は昔ながらの家屋や、車庫、倉庫、工場などに使われていることが多い屋根材ですが、古くなって傷んでいたり、釘の固定が緩んでいたりすると台風被害を受けやすく放置しておくと危険な場合もあります。
この記事ではトタン屋根によくある台風被害や、注意すべきポイントをご紹介します。
1トタン屋根の特徴とよくある台風被害
トタン屋根は施工がしっかりしていればそれほど台風に弱い屋根材というわけではありませんが、古い屋根やメンテナンスをしていない場合には要注意です。
1-1 トタン屋根は台風に弱い?
トタン屋根は昔ながらの住宅や、車庫、倉庫などで多く使用されている屋根材です。
薄さ0.4㎜ほどの亜鉛メッキ鋼板を使っており、費用の安さなどから高度経済成長期にとくに流行していました。
金属であるため瓦やスレートに比べて軽量で建物への負担が少ないという特徴がありますが、錆や腐食が進行すると穴あきなどを起こしてしまうため注意が必要です。
外からの衝撃によってキズや凹みも起きやすいです。
また、屋根材を固定している釘が経年劣化で脆くなっていたり、屋根材が一部浮いていたりすると、もともと軽いこともあり強風であおられて飛ばされてしまうリスクが高いと言えます。
1-2 トタン屋根で多い台風被害
トタン屋根でよくある被害には以下のようなものがあります。
①棟板金が飛ぶ、変形する
特に多いのが、棟板金といって屋根の最も高いところに設置されている板材が飛ばされてしまうケースです。
他の場所より飛び出しているため風による影響を受けやすく、少しでも緩みや浮きがあると強風で飛ばされやすいのです。
台風の中心地以外でも棟板金の被害は多くあるので油断せずに対策する必要があります。
②屋根材の一部が飛ぶ
屋根材自体が一部飛ばされてしまうケースもあります。
施工方法にもよりますが、金属屋根は、釘で1枚1枚の屋根材を固定するスレート屋根などとは異なり、屋根材同士がしっかりと組まれているため比較的外れにくいのが特徴ですが、それでも古くなっている場合やあまりに強い風を受けた場合には飛ばされてしまう場合があります。
③飛来物による屋根材の割れ
台風の際には看板や、隣家の屋根材の一部など予想もしなかったものが飛ばされてくることがあります。
飛ばされてきたものが衝突して屋根に穴が開いてしまうケースも多く注意が必要です。
2劣化には注意が必要!まずは状態をセルフチェック
台風被害を防ぐためには、トタン屋根の劣化に気づいて対策をすることが大切です。
まずは自宅の屋根の劣化度合いを一度チェックしてみましょう。
2-1 劣化チェックで見るべき3つのポイント
トタン屋根の劣化を確認するには、まずは以下の3点をチェックしましょう。
屋根に登ることは専門業者でないととても危険なので、まずは屋根の下から目視でみえる部分を確認しましょう。
①錆や穴あき | ②釘の緩み | ③全体の色褪せ |
---|---|---|
①錆や穴あき
錆がひどくないか、穴などが開いていないかを、まずはチェックしましょう。
錆びは一度起こるとどんどん広がってしまい、屋根材を腐食させる原因になります。
錆びで劣化が進んだ状態では、他所からの飛来物による破損などのリスクもあるため注意が必要です。
②釘の緩み
棟板金や屋根材を固定している釘やビスなどが緩んでいないかチェックしましょう。
屋根材と同様、錆や経年劣化によって釘やビス自体が傷んでいる場合なども要注意です。
屋根材が浮いている場合も、強風の被害を受けやすくなります。
③全体の色褪せ
全体の色褪せや塗膜の剥がれにも注意しておきましょう。
まだ屋根材そのものが劣化しているわけではないかもしれませんが、メンテナンス時期に差し掛かっている可能性もあり、見えない場所で釘の緩みなどが起きている可能性もあります。
2-2 傷んでいる場所は台風前に修理しよう
劣化や破損がある場合には、台風前にしっかりと修理しておくことが大切です。
台風後には修理業者が混みあってなかなか修理が呼べないということもあり、想像以上に直すのに手間がかかってしまうこともあります。
雨漏りや他所への危害などを防ぐためにも、あらかじめ気づいたトラブルには早い段階で対処しておくようにしましょう。
3もしも被害にあってしまったら?
もしも屋根が飛ばされてしまったり、破損してしまったりした場合には適切な対処をして修理することが大切です。
3-1 まずやるべきことと修理までのステップ
被害にあってしまったら、慌てずに以下のような手順で修理を依頼しましょう。
①被害状況の確認、後片付け
まずは破損した箇所や、屋根材の破片などがどうなっているかを確認しましょう。破片が近くに落ちている場合などは速やかに片付けましょう。
ブルーシートなどの応急処置はプロでないと危険です。やむを得ない場合を除いて屋根に登ることなどはせず、できる範囲で破片の処理などを行うようにしましょう。
②火災保険会社に連絡
台風などの被害で屋根が破損した場合には、火災保険の対象になることがあります。修理費用の一部や、場合によってはほぼ全額が払えたというケースもあるので、申請して損はないでしょう。保険金を受け取るには、被害の状況を伝えて申請などが必要になるので、まずは申請のための資料を保険会社からもらいましょう。
③修理業者に連絡
修理業者を探して連絡をしましょう。災害後には業者が非常に混みあっているので、できるだけ早く連絡するのがおすすめです。
被害の状況などを伝えて、現地調査の日取りを決めましょう。
3-2 修理にかかる費用について
修理にかかる費用は破損の規模によって様々ですが、修理内容と大まかな費用としては以下のようになります。
施工内容 | 費用 |
---|---|
部分補修・張替え | 1~10万円程度 |
全体の釘の打ち直し | 20~50万程度 |
棟板金の釘の打ち直し | 3~10万円程度 |
棟板金の全交換 | 10~30万円程度 |
雨樋の補修(傾き・破損・曲がり・欠落) | 10,000~30,000円/箇所 |
雨樋の全交換 | 150,000~300,000円 |
葺き替え工事 | 90~130万円(ガルバリウム鋼板を選んだ場合) |
カバー工法 | 80~120万円(ガルバリウム鋼板を選んだ場合) |
部分修理は小規模なものであれば数万円程度で済むこともあります。
もし、屋根自体の劣化が酷く葺き替えなどの全体工事を行う場合には、屋根の面積によって様々ですが通常の部分修理よりは費用がかかります。トタン屋根の場合には葺き替えやカバー工法ではガルバリウム鋼板が選ばれることが多いです。
3-3 悪徳業者や詐欺には十分気を付けよう
台風被害にあってしまったときは、一刻も早く修理したいという気持ちなる方も多いでしょう。
しかし、大きな災害の後には悪徳業者や詐欺なども多くなる傾向にあります。
費用を高く見積もって杜撰な工事をされてしまったなどということにならないよう、業者選びは慎重に行うようにしましょう。
悪徳業者に騙されないためには、即決はせずに時間をもらう、複数業者に相見積もりを依頼するなどの対策が効果的です。
屋根コネクトでは、台風被害後の屋根の修理経験が豊富な業者や、火災保険に詳しい業者などの優良業者のご紹介を承っております。
業者選びで不安なことがございましたらお気軽にご相談ください。
私達がお客様の屋根工事を
最後までサポートさせて頂きます!
全国対応無料相談ダイヤル
土日祝日もOK! 24時間電話受付
0120-690-287
屋根の工事が完成したらお好きなギフト券をプレゼント!
当社がご紹介した優良工事店にて屋根の工事が完了しましたらお知らせください。ご成約金額に応じて(上限金額無し!)キャッシュバックとしてギフト券を差し上げております。ギフトカードは、Amazon、JCB、VISAの3ブランドの中からお選び頂けます。
※AmazonはEメールタイプのギフト券となります。
施工会社一覧
【サイトご利用上の注意】
※お見積り依頼及び各工事店からのお見積り提示、各種お電話・メールでの相談はすべて「無料」になります。
※工事店の紹介数は最大3社、お客様のご要望に沿って最適な工事店を選定しご紹介しております。
※見積りは提携工事店よりお届けします。より正確なお見積りをお届けするため、詳細の確認で複数工事店からご連絡がいくことがございます。予めご了承ください。
※屋根コネクトでは、すでに工事店が決定されている方、最初から契約のご意思が全く無い方などへは、弊社登録工事店の紹介をお断りしております。
※提携の工事店には、過度な営業を控えるよう厳重な注意を行っております。評判の悪い工事店には即時弊社から登録を解除できるものとしておりますので、何か問題がございましたら弊社までご一報ください。
※屋根コネクト経由にて屋根工事のご契約をいただいた方へは、契約金額に応じて(上限金額無し!)キャッシュバックとしてギフト券を贈呈しておりますので、ご契約が成立次第、規定のフォーマットにて申請くださいますようお願い申し上げます。(受付期間:契約から6ヶ月間)