屋根 修理・工事の費用相場って?屋根の種類や工法別に全解説!
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屋根の修理にはどのくらいの費用がかかるのでしょうか?
こちらの記事では屋根工事の費用相場をゼロからわかりやすく解説します。
工事費用を決める要素は、「屋根の面積」「屋根の種類」「工法」の3つがベースになります。
そこに、「業者」「工事時期」なども加わることで最終的に支払う金額が決まります。
まずは基本となる3つの要素について理解した上で、自宅の屋根工事にかかる費用を確認してみましょう。
安全に費用を抑えるためのポイントについても解説していきます。
1屋根の「面積」と費用
1-1 あなたの家の屋根は何㎡?
修理費用を決める上でまず重要なのは、「どのくらいの面積を施工するのか?」ということです。
既存の屋根材の撤去や、新しい屋根材の設置など、工事のそれぞれの項目はすべて「1㎡あたりいくら」という形で費用が決められています。
自宅の屋根の工事費用を考えるためには、まずは屋根の面積どのくらいなのか知っておくのが大切です。
1階の床面積などから大まかに確認できるので、建築時の間取り図などがあればチェックしてみましょう。
屋根には勾配や軒などがあるので、1階の床面積よりも面積が広くなります。目安としては、1階の床面積に1.2~1.5を掛けた数値が大まかな屋根の面積になると言われています。
正確な面積を知るには、現地調査などで実際に測定する必要があるので、あくまで目安と考えましょう。
また、屋根全体を施工しない部分工事の場合には、施工面積を自分で想定するのは難しいので、現地調査時に業者に確認しましょう。
1-2 屋根の面積と費用の相場
では、屋根の面積ごとの費用はどのくらいになるのでしょうか?
屋根の種類や工法によっても大きく異なるため、ここでは仮に、スレート屋根の葺き替え工事(屋根材をすべて取り換える工事)を行ったとして、大まかな費用を見てみましょう。
スレート屋根の相場は、1㎡あたり4,000~16,000円程なので、仮に10,000円だったとして費用を計算してみます。
また、屋根材以外にかかる諸経費は、以下と仮定してみます。
【仮定】諸経費
・既存屋根材の撤去 2,000円 /1㎡
・既存屋根材の処理 2,000円 /1㎡(撤去費用に 含めることも)
・下地の補修 2,000円 /1㎡
・防水シート 600円/1㎡
・足場 1,000円/1㎡
・管理費、諸経費 工事費用の10%
屋根面積 | 50㎡ | 70㎡ | 100㎡ | 120㎡ | 150㎡ |
---|---|---|---|---|---|
費用 | 968,000円 | 1,355,200円 | 1,936,000円 | 2,323,200円 | 2,904,000円 |
100㎡の屋根であれば、計算上200万円弱で工事ができるということになります。
実際には屋根の種類や工法、屋根の状態、業者などによっても費用は様々ですので、2章以降の屋根の種類や工法についてもご確認ください。
<屋根の面積がわからない方へ>
一般的な住宅の坪数は30~40坪といわれています(3LDK~4LDKの家のイメージ)。
40坪で2階建ての住宅であれば、1階部分の面積は20坪程、㎡に直すと約66㎡となります。
屋根の面積には勾配なども含まれるので1階部分の面積よりは少し広くなり、80㎡~90㎡程であると想定することができます。
1坪は約3.3㎡、屋根の面積は1階部分の面積に対して1.2~1.4倍程度であることが多いので、坪数や間取りから仮に計算してみても良いでしょう。
※正確な費用を出すためには現地調査で実際に測定する必要があるので、あくまでも目安と考えてください。
2屋根の「種類」と費用
2-1 屋根の種類って?スレート、瓦、金属の3つを理解しよう!
工事費用を考える上で、次に重要なのが「屋根の種類」です。
自宅の屋根には、どんな屋根材が使われていますか?
屋根材には一般的でないものも含めると実に様々な種類があります。
今回は、現在主流となっている、①スレート屋根、②瓦屋根、③金属屋根の3種類についてお伝えします。
まずは、それぞれの屋根材の特徴を簡単にご紹介します。
屋根材については既にわかっているという方は、2-2 屋根材別の費用一覧をご覧ください。
①スレート屋根
スレートとは、厚さは5mm程度のセメントを使用し、薄くて平らに作られた屋根材のことです。新築時の費用が安く済むため、近年では人気の屋根材です。
スレート屋根には大きく分けて「化粧スレート」と「天然スレート」の二種類がありますが、天然スレートは高価なため、一般に普及しているのは化粧スレートがほとんどです。
「コロニアル」「カラーベスト」「軽量スレート」などと呼ばれることもあります。
スレート屋根には以下のような特徴があります。
●スレート屋根の特徴
・新築時の費用が安く済む
・モダンな印象で、様々なイメージに柔軟に対応できる
・重量が軽く建物の重心が下がるので、耐震性に優れている
・施工できる業者が多い
・劣化が早いため頻繁にメンテナンスが必要
・水に弱いため定期的な塗装が必要
・軽いため強風などで飛ばされやすい
・瓦屋根に比べると遮音性などがやや劣る
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②瓦屋根
スレート屋根と並んで、日本で多く普及している屋根材が瓦屋根です。
粘土で形を作って高温で焼き上げた「陶器瓦」とセメントを主成分にして作った「セメント瓦」、その他にも「いぶし瓦」「素焼き瓦」「窯変瓦」などの種類があります。
「本瓦」「日本瓦」などと言われることもあります。
瓦屋根には以下のような特徴があります。
●瓦屋根の特徴
・昔ながらの趣がある
・丈夫で耐用年数が長い
・断熱性、遮音性に優れている
・他の屋根材に比べて費用が高額
・重量が重いため耐震性がやや劣る
・施工できる職人が限られている
・ひとつひとつの瓦は強風などで飛ばされやすい
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③金属屋根
金属屋根は新築時の普及率はまだそれほど高くありませんが、リフォームでは近年人気が出てきた屋根材です。
一般住宅では、アメリカで開発された「ガルバリウム鋼板」が最も人気で、工場の屋根などには亜鉛メッキ鋼板で作られた「トタン屋根」などが使われることもあります。
その他にも、高価なのであまり普及していませんが、「銅」「ステンレス」「チタン」など耐久性、強度、熱反射性などに優れた素材を使ったものあります。
金属屋根の特徴は素材により様々ですが、最も多く使われる「ガルバリウム鋼板」には、以下のような特徴があります。
●ガルバリウム鋼板屋根の特徴
・スレート屋根より耐用年数が長い
・軽くて耐震性が高い
・瓦屋根より安く施工できることが多い
・錆びにくい
・断熱性、遮音性はやや劣る(最近では断熱材一体型のものもある)
・結露が起きやすい
・スレートより施工できる業者が少ない
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2-1 屋根材別の費用の相場
では、屋根材によって費用の相場はどれほど変わるのか見ていきましょう。
まず、①瓦屋根、②スレート屋根、③金属屋根の大きな分類でみると、1㎡あたりの価格は以下のようになります。
工事の種類 | 費用・相場 | |
---|---|---|
1 | 瓦屋根 | 5,500~15,000円/1㎡ |
2 | スレート屋根 | 4,000~16,000円/1㎡ |
3 | 金属屋根 | 4,500~65,000円/1㎡ |
これらはさらに、細かい素材などによって価格が異なります。以下で詳しくご紹介します。
※実際の工事には屋根材の費用以外に、既存の屋根を撤去するための費用、下地を補修するための費用、足場代などの諸費用がかかります。
諸費用については3章の工法別費用の相場をご覧ください。
①スレート屋根
項目 | 単価 | 耐用 年数 |
メンテナンス時期 |
---|---|---|---|
化粧スレート | 4,000~7,000円/1㎡ | 15~30年 | 7~10年 |
天然スレート | 8,000~16,000円/1㎡ | 30~40年 | 15~20年 |
②瓦屋根
項目 | 単価 | 耐用年数 |
---|---|---|
釉薬瓦 [陶器瓦] |
5,500~15,000円/1㎡ | 40~60年 |
いぶし瓦 | 7,000~13,000円/1㎡ | 30~60年 |
素焼き瓦 [無釉瓦] |
5,000~10,000円/1㎡ | 30~50年 |
窯変瓦 [無釉瓦] |
6,000~11,000円/1㎡ | 30~50年 |
セメント瓦 | 5,000~10,000円/1㎡ | 20~40年 |
※施工業者によっても価格が異なります。
③金属屋根
項目 | 単価 | 耐用 年数 |
メンテナンス時期 |
---|---|---|---|
トタン | 4,500~7,000円/1㎡ | 10~20年 | 7~10年 |
ガルバリウム鋼板 | 5,000~7,500円/1㎡ | 20~30年 | 10~15年 |
ステンレス | 10,000~14,000円/1㎡ | 30~50年 | 20~25年 |
銅 | 18,000~23,000円/1㎡ | 40~50年 | 25~30年 |
チタン | 45,000~65,000円/1㎡ | 50年以上 | 25~30年 |
※海辺の地域では、塩害により耐用年数が短くなることがあります。
※屋根材の厚みや施工業者によっても価格が異なります。
3「工法」と費用
3-1 工法って?葺き替え、カバー工法、部分修理、塗装の4つを理解しよう!
最後に、「工法」による費用の違いをご説明します。
屋根の工事といっても方法は様々です。
古くなった屋根全体をリフォームする場合、塗装のみを行う場合、台風による被害などで部分的に修理をする場合など、目的によって工法・費用は異なります。
今回は、①葺き替え、②カバー工法、③部分修理、④塗装の4つの工法について主にご説明します。
どういった工事をするか既に決まっているという方は、3-2 工法別種類の相場をご覧ください。
①葺き替え
葺き替え工事は、屋根をまるごと取り換えて新しくする工事です。
屋根全体が古くなってボロボロな場合や、下地部分まで傷みが広がっている場合には他の工法では対応できないため、葺き替え工事を検討した方がいいでしょう。
他の工法よりも費用が高くなりますが、一度でしっかりリフォームしたい方、長期的にみたメンテナンス費用などを抑えたい方にはおすすめです。
●葺き替え工事の特徴
・屋根全体が古い場合、下地部分まで傷みが広がっている場合にも対応可能
・屋根本来の機能が回復するので、家屋の寿命も延びる
・軽い屋根材に変えれば、耐震性が向上する
・家屋のイメージを一新できる
・他の工法よりも費用が高額
・長期的に見たメンテナンス費用や手間を考えると、安く済む場合もある
・大規模な工事になるので、近隣へのリフォームの挨拶をしておいた方が良い
・瓦屋根では、カバー工法、塗装が原則出来ないので葺き替えが多い
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②カバー工法
カバー工法は、既存の屋根の上に新しい屋根材をかぶせる工法です。重ね葺きとも言われます。
葺き替え工事より低価格で屋根全体の補修が可能なため、費用を抑えて屋根を長持ちさせたい場合には有効な方法です。
屋根の劣化がそれほど激しくなく、雨漏りはしていないという場合におすすめです。また、アスベストが含まれた屋根では、屋根の撤去費用が高額になるため、カバー工法で済ませるというのも一つの方法です。
●カバー工法の特徴
・葺き替え工事より低価格で屋根全体の補修が可能
・屋根が二重になるので遮音性、断熱性が向上する
・屋根全体が古い場合、下地部分まで傷みが広がっている場合には不向き
・屋根の総重量が重くなるため、建物の重心が高くなり、耐震性が低下する
・瓦屋根では施工できない
・アスベストが含まれた屋根で撤去費用を抑えたい場合にはおすすめ
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③部分修理
部分修理は、一部の瓦・スレートの交換、漆喰の補修、棟板金交換、天窓パッキン交換など、傷んだ場所だけを修復する工事です。
台風などで屋根の一部が破損してしまったときなど、最小限の費用で工事をしたい場合には有効です。雨漏りでも軽度のものであれば部分修理で対応できることがあります。
しかし、のちに大きな工事が必要になってしまうこともあるので、傷みの度合いによってはカバー工法や葺き替え工事を検討しても良いでしょう。
●部分修理の特徴
・屋根自体は新しい場合や、一部の破損を修復する場合には有効
・費用が最小限で済む
・工事日数が少なく済む
・全体が傷んでいる場合や、何年もメンテナンスしていない場合には不向き
・ひどい雨漏りは直しきれない
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④塗装
塗装は、既存の屋根の上から塗料を塗る工事です。
基本的には屋根の美観を維持するための工事ですが、屋根の表面を直射日光や雨などから守ることにもつながるので、定期的な塗装はメンテナンスのためにも有効です。
屋根材自体の傷みが激しい場合や、屋根の内部まで傷んでいる場合には塗装では対応しきれないので、カバー工法や葺き替え工事を検討するのが良いでしょう。
●塗装の特徴
・屋根の美観を維持できる
・屋根材の表面を雨や太陽光などから保護することができる
・屋根材自体を完全に復活させられるわけではない
・破損や劣化が激しい場合には不向き
・使用する塗料によって、費用やメリット、デメリットも様々
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その他の工事
上にあげた2つの工事方法以外にも、「防水工事」「外的塗装」などの工事もあります。
●防水工事
屋根材へ防水効果のある塗料を部分的、あるいは全体的に塗装する工事です。
雨漏りを防ぐためには大切な工事で、シート防水、ウレタン防水、FRP防水の3種類の素材から状態に応じて適切なものを選び、施工を行います。
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●ラバーロック工法
瓦屋根の修理方法の一つで、瓦同士をコーキング処理で繋ぎ、強度を高める工法です。
強風などによる瓦のズレや落下を防ぐために有効な方法です。
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●外壁塗装
建物全体を守る外壁に塗料を塗る工事です。
家全体の美観を保つのはもちろん、コストを抑えながら建物全体を長持ちさせる工事として有効な工法です。
コケやカビの発生、塗膜の剥がれなどがみられる場合には、屋根と合わせて施工を検討しても良いでしょう。一度に屋根と外壁両方の工事を行うと、別々にやるよりトータル費用が安くなることがあります。
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3-2 工法別の費用の相場
では、工法によって費用の相場はどれほど変わるのでしょうか。まずは、各工法のおおまかな相場です
工事の種類 | 費用・相場 | |
---|---|---|
1 | 屋根葺き替え工事 | 100~250万円 |
2 | カバー工法 | 70~120万円 |
3 | 部分修理 | 5~50万円 |
4 | 屋根塗装 | 30~100万円 |
5 | 屋根・屋上防水工事 | 30~70万円 |
6 | 外壁塗装 | 60~130万円 |
屋根材代以外に、古い屋根材の撤去費用がかかるもの、洗浄に費用がかかるもの、塗料代がかかるものなど内訳が異なるので、以下で詳しくご説明します。
①葺き替え
工法 | 費用 ・相場 |
耐用 年数 |
工期 |
---|---|---|---|
屋根葺き替え工事 | 100~250万円 | 15~50年程度 | 7~10日 |
項目 | 単価 |
---|---|
既存屋根材の撤去 | 1,500~2,500円 /1㎡ |
既存屋根材の処理 | 1,500~2,500円 /1㎡(撤去費用に 含めることも) |
アスベスト撤去費用 | 30,000~50,000円/1㎡ |
下地の補修 | 1,500~2,500円 /1㎡ |
防水シート | 500~800円/1㎡ |
新しい屋根材 | 5,000~7,000円 /1㎡ |
足場 | 500~1,500円/1㎡ |
管理費、諸経費 | 工事費用の 5~10% |
※費用は施工業者によって異なります。
②カバー工法
工法 | 費用 ・相場 |
耐用 年数 |
工期 |
---|---|---|---|
カバー工法 | 70~120万円 | 15~30年程度 | 6~8日 |
項目 | 単価 |
---|---|
高圧洗浄 | 100~300円/1㎡ |
下地補修 | 1,500~2,500円 /1㎡ |
防水シート | 500~800円/1㎡ |
新しい屋根材 | 5,000~7,000円 /1㎡ |
棟板金 | 3,000~6,000円 /1㎡ |
足場 | 500~1,500円/1㎡ |
管理費、諸経費 | 工事費用の 5~10% |
※費用は施工業者によって異なります。
③部分修理
施工内容 | 費用 |
---|---|
コーキング補修 | 500~1,200円/1㎡ |
漆喰補修 | 3,000~6,000円 /1㎡ |
瓦・スレート交換 | 2,000~10,000円 /枚 |
天窓パッキン交換 | 20,000~40,000円/窓 |
天窓交換 | 50,000~100,000円/窓 |
板金巻き | 50,000~100,000円/箇所 |
棟板金交換 | 5,000~8,000円 /1㎡ |
谷樋撤去・交換 | 8,000~20,000円/1㎡ |
下地補修 ・張り替え |
1,200~4,000円 /1㎡ |
雨樋の清掃 | 20,000~40,000円 |
雨樋の補修(傾き・破損・曲がり・欠落) | 10,000~30,000円/箇所 |
雨樋の全交換 | 150,000~300,000円 |
足場 | 500~1,500/1㎡ |
管理費、諸経費 | 工事費用の 5~10% |
工法 | 費用 ・相場 |
耐用 年数 |
工期 |
---|---|---|---|
足場なし | 5~30万円 | 工法により 異なる |
2~5日 |
足場あり | 20~50万円 | 工法により 異なる |
6~10日 |
※費用は施工業者によって異なります。
④塗装
工法 | 費用 ・相場 |
耐用 年数 |
工期 |
---|---|---|---|
屋根塗装 | 30~100万円 | 5~20年程度 | 10~12日 |
項目 | 単価 |
---|---|
足場 | 500~1,500円/1㎡ |
養生 | 100~500円/1㎡ |
高圧洗浄 | 100~300円/1㎡ |
下地処理 | 100~1,000円/1㎡ |
下塗り | 500~1,000円/1㎡ |
中塗り、上塗り | 1,000~5,000円 /1㎡ |
縁切り | 200~500円/1㎡ |
管理費、諸経費 | 工事費用の 5~10% |
※費用は施工業者によって異なります。
その他の工事
●防水工事
工法 | 費用 ・相場 |
耐用 年数 |
工期 |
---|---|---|---|
屋根・屋上防水 | 30~70万円 | 8~15年程度 | 2~7日 |
項目 | 単価 |
---|---|
高圧洗浄 | 200~500円/1㎡ |
下地処理 | 100~500円/1㎡ |
下地補修 | 500~2,000円/1㎡ |
改修用ドレン設置 | 10,000~20,000円/1箇所 |
脱気筒設置 | 10,000~20,000円/1箇所 |
発生材処分費 | 10,000~50,000円/一式 |
足場 | 500~1,500円/1㎡ |
管理費、諸経費 | 工事費用の 5~10% |
※費用は施工業者によって異なります。工事の内容によって、施工の必要がないものも記載しています。
ラバーロック工法
項目 | 単価 |
---|---|
新しい瓦 (部分補修) |
5,000~15,000円/1㎡ |
コーキング材 (ウレタン系) |
500~700円/1㎡ |
コーキング材 (シリコン系) |
700~900円/1㎡ |
足場 | 500~1,500円/1㎡ |
管理費、諸経費 | 工事費用の 5~10% |
※費用は施工業者によって異なります。
●外壁塗装
工法 | 費用 ・相場 |
耐用 年数 |
工期 |
---|---|---|---|
外壁 塗装 工事 |
60~130万円 | 5~20年程度 | 10~12日 |
施工内容 | 費用 |
---|---|
足場 | 500~1,500円/1㎡ |
養生 | 100~500円/1㎡ |
高圧洗浄 | 100~300円/1㎡ |
下地処理 | 100~1,000円/1㎡ |
下塗り | 500~1,000円/1㎡ |
中塗り、上塗り | 1,000~5,000円 /1㎡ |
諸経費 | 工事費用の 5~10% |
部分補修 |
施工内容 | 費用 |
---|---|
コーキング補修 (増し打ち) |
500~1,000円/1㎡ |
コーキング補修 (打ち替え) |
800~1,200円/1㎡ |
※費用は施工業者によって異なります。
4安全に費用を抑えるために
4-1 業者による費用の違いって?
工事の費用は、このように、面積や屋根の種類、工法によってある程度相場が決まっています。
ではどういったところで費用の違いが出るのでしょうか?
全く同じ工事を行った場合に、業者によって費用が異なるポイントは大きく分けて以下の3点です。
①下請けの業者が入っていない
工事の中にはいくつかの工程がありますが、業者によって、すべての工程を自社で行う場合と、一部を他社に依頼している場合があります。
他者に依頼する場合は手数料などがかかるため、費用が高くなる傾向にあります。
下請けだからすべて良くないということではありませんが、費用を少しでも抑えたいのであれば、下請け業者が入っていない工事店を選ぶのがおすすめです。
②工事業者のスケジュールが空いている
屋根工事の依頼は台風前の6月~8月頃に多くなる傾向があります。
この時期は工事業者も複数の依頼を抱えているため、工期が長くなってしまうことも少なくありません。
閑散期であれば少し費用が抑えられることがあるので、工事をする場合は早めに計画して行うのが良いでしょう。
台風が過ぎ去った後の11月~12月頃や、気候が安定している4月~5月などは工事におすすめです。
③原材料の違い
同じ種類の屋根材であっても、例えばガルバリウム鋼板なら、断熱材入りのものとそうでないものでは費用が異なります。
これらは、業者による違いというよりは、それぞれのメリットなどを踏まえて目的にあった工事を行うということが重要になります。
費用を抑えるとき、屋根材自体を安い素材に変えたり、工法を変えたりすることは多くあります。
工事店を選ぶ際は、施工内容を丁寧に説明してくれるところを選ぶのが大切です。
いくら安くても、必要な工事をしっかりできなければ意味がありませんので、予算を踏まえて工法や材料の相談に乗ってくれる業者を選ぶのが良いでしょう。
4-2 優良な業者を選ぶポイント
Point1 価格が適正
金額を上乗せし必要以上にお金をとる業者とはもちろん契約したくないものですが、安すぎる費用には注意が必要です。
工事費用は、施工面積や屋根の種類によってある程度決まります。
もちろん業者のやり方によって費用を適切に抑えられる場合もありますが、工事面積が少なく見積もられていた、勝手に安い材料が使われていた、工程の一部が省略されていたなどで後にトラブルになってしまったケースもあるので、十分に注意が必要です。
相場よりも費用が安く感じた場合には、工事の内容のどこで価格を抑えているのか、しっかり確認することがとても大切です。
全体の費用から大幅な値引きをしてくる業者も同様に注意が必要です。
Point2 説明が丁寧
屋根の種類や工法は一般の方にとっては難しいものです。
そんな時、疑問や質問にしっかりと答えてくれる業者を選ぶことが大切です。
わからないことはどんどん質問し、特に価格が相場より高く感じられた時や、大幅な値引きがあった場合には、曖昧にせずしっかりと説明してくれるか、よく確認しましょう。
疑問は前もって解消し、説明を親切にしてくれる業者を選ぶのが失敗しないコツです。
Point3 考える時間をくれる
費用は屋根の面積や状態によって大きく異なりますので、見積もりをとってみないとわからないことも多いです。
適切な価格の感覚をつかむためにも、複数の業者に「相見積もり」を依頼するのがおすすめです。
見積もりを比較して、考える時間をつくるのは、良い業者を見分ける上でとても大切です。
工事店は本当に工事スケジュールなどが詰まっていて忙しい場合もありますが、優良な業者であれば、考える時間が欲しいと言っているにも関わらず無理に急かすことはしません。
契約を急かしてくる業者は、相見積もりをさせないようにしている場合がありますので十分に注意しましょう。
悪徳業者を避けるためにも、即決はできる限りしないように心がけましょう。
4-3 まとめ
費用を安く抑えるために、屋根の種類や工法について理解して適切なものを選ぶのはとても大切です。
必要な工事を過不足なく行うために、費用の相場を知っておきましょう。
また、どういった場合においても、相見積もりを行うことは、悪徳業者の被害を避けるためにとても大切です。
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