屋根の塗装は最低でも3回！回数が少ない場合は要注意

出典：http://www.saibi-tosou.jp/cat9/

屋根の塗装を業者に依頼したときに、塗る回数の違いに疑問を持ったことはありませんか？

基本的に屋根の塗装は「3回」塗ることが必要になっていますが、業者の見積もりによっては回数が違う場合も。

少ない場合や多い場合で、どんな違いがあるのでしょうか？

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基本の屋根塗装回数は3回！

一般的には、屋根を保護するための「下塗り」をしたあと、塗料を重ね塗りする、「中塗り・上塗り（上塗り2回と言う場合もある）」で合計３回の作業が必要です。

安く済ませたいし、重ね塗りはしなくてもいいんじゃないの？と思う方もいると思います。

女性でネイルをよくされる方は、マニキュアをイメージするとわかりやすいかもしれません。

マニキュアを塗るとき、ベースコート（下塗り）を塗ってから色を綺麗に出すためや、持ちを良くするために、二回塗りは欠かせないと思いますが、それと同じように、屋根も人間が手作業でやるからこそ、重ね塗りが欠かせません。

屋根の形や勾配、天気や気温、日光のあたり具合など環境は現場ごとにどうしても違うものになるので、上塗りを一回するだけでは、わずかにかすれや薄い部分が出てしまうことがあります。

二回塗りをすることで、そういった部分も解消できるうえ、耐久性を上げる効果があるのです。

塗装回数が3回以上の理由は？

塗装は3回が基本的な回数ですが、4回や5回という場合があります。
これは単に多ければ多いほど良いというより

・屋根の痛み具合によって下塗りを２回行う場合がある。
・塗料の種類によって、規定の塗り回数が3回や4回と決まっている。
・断熱効果や耐久性を高めるため
など

屋根の状態や使用する塗料によって違いが出るようです。

塗装回数が2回には注意！！

稀に、下塗りをしなかったり、中塗りを抜いて下塗り⇒上塗りの二回のみで済ませる業者も存在するようです。

説明してきたように、耐久性を高めるために増えることはあっても、減ることは通常ありえません。

下塗りを抜いてしまえば、屋根の下地が塗料を吸い込んだり、上に塗る塗料が上手く付着しないといった問題が出てきますし、一回塗りは見た目の面でも耐久性が落ちるという面でも問題があります。

見積書に書いてある回数が２回の場合、下塗りは「シーラー」と書いてあることもあるようですが、わからない点があれば業者さんに聞いてみましょう。

見積書の記載が問題なくても、実際の工事で省略されるといったケースもあるようです。

塗ったあとに必ず乾かす時間が必要なため、何回塗ったかは分かりやすいので職人さんに任せるだけではなく、自分の目でもチェックをしてみましょう。