屋根工事で注意したい３つのポイントと失敗例を解説

１屋根工事でよくある失敗例とは？

屋根工事でのトラブルとは具体的にどのようなケースがあるのでしょうか？

よくある５つの失敗例をまずはご紹介します。

【失敗例１】割高な値段で契約してしまった

屋根工事の価格は、なかなか相場などのイメージがつきにくいものです。

契約してから調べてみたら費用が高すぎた、割引と言われて契約したにも関わらず実際には高額な工事だったというケースは少なくありません。

比較を一切せずに１社だけで決めてしまった場合や、突然やってきた訪問業者に「キャンペーンで今すぐ契約すれば10万円引き」などと言われ即決してしまった場合などに起こりやすい失敗です。

対処方法としては、即決は絶対にしないことや複数の業者に見積もりを依頼して比較することなどがあげられます。

【失敗例２】保証期間と内容をよく確認していなかった

施工後にちょっとした不具合があり業者に連絡したものの、「その工事は保証対象外」というように言われて結局修理に追加でお金がかかってしまった、というようなトラブルもあります。

保証の期間は長くても、工事の内容で対応してもらえないケースには注意が必要です。

対処方法としては、保証の説明を受けた際に実際の例を確認することや、内容について細かく質問することなどがあげられます。

【失敗例３】工事内容に欠陥があった

プロの業者なのにそんなことが・・・？と思われるかもしれませんが、実際に業者の知識不足や工事が杜撰だったことで、後にトラブルになってしまうケースは少なくありません。

よくあるのは、雨漏りの原因箇所の特定を誤っていて、工事後すぐに雨漏りが再発してしまった、屋根自体が古く本来は葺き替え工事などが必要な状態であるにも関わらず、塗装を行い１年もしないうちに塗膜が剥がれてきてしまった、というようなケースです。

酷い場合には、50万円かけて塗装をしたにも関わらず、数年後に120万円かけて葺き替え工事をしなければならなくなる、ということもあり得ます。

対処方法としては、しっかりと工事の実績がある業者を選ぶことや、複数業者に現地調査を依頼して工事内容を比較することなどがあげられます。

また、稀に無理な値引き交渉によって必要な工事を抜かれてしまったというケースもあるため、安くすることばかりに気を取られず、必要な工事をしっかりと行うことが大切です。

【失敗例４】ご近所から苦情が出た

塗装工事での塗料のにおいや、工事中の騒音などでご近所から苦情が出てしまったというケースがあります。

隣家との間隔が狭い住宅街などでは、高圧洗浄をしたときに汚れた水がかかって植木や塀を汚してしまったということもよくあります。

対策方法としては、工事の前にしっかりと挨拶に行くことや、飛散防止ネットなどで迷惑にならないように配慮をしっかりと行うことが大切です。

また、業者が挨拶に行ってくれる場合もありますが、任せきりにせず同行するなどすると尚良いでしょう。

【失敗例５】仕上がりがイメージと違った

完成してみたら、工事前に持っていたイメージと違ったというケースも時々あります。

塗装では周囲の建物の色や外壁との組み合わせで印象がかなり違って感じられることもあります。

また、瓦屋根から金属屋根への葺き替えを行ったら、重厚なイメージがなくなり想像以上に安っぽく見えたというケースも考えられます。

対策方法としては、塗装では試し塗りをお願いしたり、サンプルや施工の事例を確認したりするのがいいでしょう。

２とにかく大事なのは業者選び

屋根工事が成功するかどうかのカギは、なんといっても業者選びです。

屋根の知識がない一般の方が、工事内容が適切かどうか、費用が高いかやすいか判断することは容易なことではなく、業者の知識量や経験値などに左右される部分が非常に多いと言えます。

依頼をするときはまず、自分がやりたい工事をメインに行っている業者かどうかを確認するようにしましょう。

塗装専門の業者、瓦屋根工事が専門の業者、金属屋根やスレート屋根の施工が専門の業者など、業者にはそれぞれ得意とする分野があり、専門分野かどうかでは知識量や経験値が大きく異なります。

該当する工事の実績が豊富で、信頼できる業者を選びましょう。

また、質問に丁寧に答えてくれること、連絡などがまめであること、見積の詳細が細かく書かれていることなども、業者を選ぶうえで重要なポイントです。

大切な家の工事で、悪徳業者につかまってしまわないように十分に注意するようにしましょう。

３これだけは注意したい！３つのポイント

工事をするときには、最低限、以下の３つのポイントを意識しましょう！

Point1　即決はせず必ず複数社を比較する

業者選びでの失敗を減らすためにとても有効なのが「相見積もり」を行うことです。

複数の業者に現地調査と見積もりを依頼し、費用や工事内容などを比較することで、内容が適正かどうかを判断することにつながります。

即決をせずに考える時間を作るだけでも、悪徳業者対策としては有効です。

Point2　保障内容をよく確認する

保証については実際の例を確認したり、質問したりして、内容までよく確認しておきましょう。

保証の期間の長さは注目されやすいですが、いくら長期の保証がついていても必要な工事が対象外ではあまり意味がないことも少なくありません。

Point3　安さだけに気を取られず工事内容をよく考える

最後に、屋根の工事は安さだけでなく、長期的な視点で工事内容を考えることが重要です。

本来は葺き替え工事が必要な状態にも関わらず、費用を抑えるために部分修理やカバー工法を行うことなどは、悪いことではありませんが、すぐに不具合が出てしまえば、長期的にみるとかえってコストがかかることもあります。劣化の早い安い屋根材や防水シートを使用した場合にも同様です。

高額な請求にはもちろん注意が必要ですが、安さだけにとらわれず、適正な価格で必要な工事をしっかりと行ってくれる業者を選ぶことがとても大切です。

４トラブルを防いで適切な工事をしましょう

屋根工事のトラブルは、契約してしまったあとでは手遅れということも少なくありません。

事前の確認を怠らないことや、慎重に業者を選ぶことはとても大切になりますので、よくあるトラブルを知ってしっかりと対策を行いましょう。

屋根コネクトは、工事業者への一括での見積もり依頼を承っております。

お客様のお住まいの地域で、工事内容にあった業者を紹介させていただきますので、業者探しでお困りのことがありましたらお気軽にご相談ください。

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